カテゴリー「映画」の記事

2008.08.23

冷酒とへヴィメタル。

①恒例の岡山出張も無事終了、昨夜戻ってきた。いつもより飲む機会の多かった7、8月だが、酒量を控えたわけではないのに、二日酔いには一度もならなかったように思う。スタートのビールを1杯程度にして、早目に一番好きな日本酒に移行するパターンが良いみたい。「辛口の冷や」が好きです。「八海山」がお店にあれば、間違いなく指名します。

②今日は午前中、溜まった家事と出張経費精算データ作成の後、スーツのズボン4着をクリーニングに出してから、映画「デトロイト・メタル・シティ」を観に前橋の「けやきウォーク」内の映画館へ。原作の漫画もある程度読んでいたので、とにかく気楽に観て楽しみたいと思っていた。いやー、随分笑わせてもらったし、後半ではちょっと泣きそうになってしまった。予想通り、「デスレコーズ」女社長役の松雪泰子と、「ジャック・イル・ダーク」役のジーン・シモンズ(そうです、KISSの!)が見事にハマッてました。

③そういえば、「へヴィメタル」って、最近ではどの辺のバンドを指して言われているのかよく分からないが、俺のCDコレクションの中で個人的に「へヴィメタルを感じる」作品と言えば、ALICE IN CHAINSの"DIRT"、MELVINSの"STONER WITCH"、MOTORHEADの"ACE OF SPADES"だろうか。えっ、やっぱりメタルじゃないんですかね、この辺って!?

映画 「デトロイト・メタル・シティ」 公式サイト
(↑最近、繋がり辛いです。アクセスが殺到してるんですかね?) 

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2008.07.27

映画 "CONTROL"

初めから期待などしなければ良いのだけれど。それでも、何か期待して観に行ってしまう、ミュージシャンの伝記映画。そもそも、俺は何を期待しているのだろうか???

そうだなあ。今回はアントン・コービンの初監督作というところに最も期待したのかな。アントンはU2やREMのポートレイトで有名な、CDのブックレットにも数多く作品が使用されている写真家である。全編モノクロで撮影されていることにも惹かれた。少なくとも、オリバー・ストーンが撮ったドアーズのようにはなるまい、とも思った。イアン・カーティス、JOY DIVISIONのフロントマン。1980年に自殺。

結果はというと、「やはり、こんなものだろうか?決して悪くはないんだけどな」。というか、あれ以上は無理なんだろうな。身も蓋もない言い方になってしまうけれど、YouTubeでジョイ・ディヴィジョンの数少ないライヴ映像を観た方が良い。ライヴはドラマだもの。伝記よりも本人出演の方が良いに決まっている。イアンが自殺した本当の原因なんて知る必要はないし、本人以外に分かる訳もないのだ。ドアーズに限らず、これまで観てきたどのミュージシャンの伝記映画にも言えることだが。

それでも、伝記映画を作ることは、文字通りミュージシャンの存在や音楽を「後世に伝える」大きなきっかけにはなる。しかし、その役割さえ果たせれば良いのだろうか?映画館を出てから、そんなことをずっと考えていた。それでも(再)、また何か制作されたら、観に行ってしまうのは間違いないのだが。メチャクチャなこと言ってるかな?俺。

久しぶりに、頭の中でイアンのあの独特のステージ・パフォーマンスが何度もリピートされている。主演のサム・ライリーのパフォーマンスもなかなかだったが、本物に比べてちょっと格好が良過ぎたかも。ジョイ・ディヴィジョンに関しては、この作品とは別にドキュメンタリーフィルムの公開も始まっている。こちらも是非観たい。

映画「コントロール」 公式サイト

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2008.06.08

映画 "I'M NOT THERE"

何と説明すれば良いのだろうか。「BOB DYLANの人生を題材にした」創作映画、とでも言うべきか。いずれにしても群馬での公開を楽しみにしていた作品だった。ようやく「シネマテークたかさき」さんで今日、観ることができた。

ディランの人生を題材に、6人の主人公が登場する。俺はてっきり「6つのショート・ストーリー」で構成されているのかと思っていたのだが、6人の物語は1本の映画の中で有機的に絡み合っていた。これはとても良かった。意外にも?、アウトローを演じたリチャード・ギアが特に良かったと思う。

しかし、個人的な事情で申し訳ないが、今日の俺は休み2日目とはいえ、この映画を観るにはまだ疲れ過ぎていた。もう少し頭が冴えていればもっと没入出来たのに、とちょっと口惜しい。来週末にしようかとも思ったのだが、来週でも疲労は同じか、もっと溜まっているだろうから、と急いでしまったのだが(再来週末には、もう公開終了している)・・・。DVDが出たら再度挑戦しようか。

劇中、ディラン本人による音源や、カヴァーの音源が数々流れた。一つ、凄く気になるカヴァーがあって、「誰だろう!?」とエンド・クレジットを目を皿のようにして追ってみたら、どうやらTOM VERLAINEによる"COLD IRONS BOUND"のようであった。

映画「アイム・ノット・ゼア」公式サイト

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2007.09.26

久し振り

ようやく涼しくなってきたか。昼飯時に久し振りにアメリカンを頼む。仕事、今日の営業は埼玉県南。今草加の辺りにいる。

週末に映画「カート・コバーン アバウト・ア・サン」を観た。ニルヴァーナは今の俺には必要ないけれど、今日の車中は久し振りにリプレイスメンツとマッドハニー。

(補注1)THE REPLACEMENTS・・・HUSKER DU、SOUL ASYLUMと共に'80年代のミネアポリスのシーンを代表するバンド。3者共にハード・コア・サウンドからスタートし、徐々にそこから逸脱しながら各々の個性を発揮していった。リプレイスメンツは正当な評価を得ないまま'91年に解散したが、ニルヴァーナを始めとする'90年代アメリカン・オルタナティヴ・ロック台頭の下地を作った。リーダーのポール・ウェスターバーグはソロで活躍中。

(補注2)MUDHONEY・・・今でも現役の、シアトル・シーンを代表するバンド。'80年代中期に登場したGREEN RIVERが解散後、3つのバンドに分かれて再生する。それが、パール・ジャム、ラヴ・バッテリー、マッドハニーである。ヴォーカルのマーク・アームは、マッドハニーについて「俺達は、パール・ジャムの熱いお湯とニルヴァーナの冷たい水の間を流れているぬるま湯のようなもんだ」とインタビューで語っていたことがある。

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2007.08.18

真夜中雑記(34)

先日、原作の漫画にいたく感動した「夕凪の街 桜の国」の映画版を観に、前橋けやきウォーク内の映画館へ。映画版もとても良かった。またもや落涙。これなら原作と映画、どちらから入っても良いだろうと思う。そして、未見の方には是非両方を体験することをおすすめしたい。是非。

けやきウォーク自体、訪れるのは二度目。普段はショッピングモールといえば群馬町のイオンへ行ってしまうので。別に珍しい点はないが、映画の前に少し散策。フロアで車の"MINI"のフェアをやっていたので、運転席に座ってみたり、カタログをもらったりしてきた。今乗っているOPEL VITAは来春が次の車検。それまでに継続か、次の車に乗り換えるかどうかを決めるつもりである。乗り換える場合の車種の候補として、MINIも考えているのだ。ただ、乗ってみて気になったのは、フロントガラスが思ったよりも小さかったことと、ワイパー等の操作スイッチがそれぞれ小さく、また狭い一箇所に固められていたこと。メーター類は逆に必要以上に大きく感じた。こういうものはやっぱり「慣れ」だろうか。外見は申し分ないんだけどな。そうそう、後は最近乗っている人が凄く多いのが難点と言えば難点。あ、もう一つ、中古でも値段が下がらないのは、はっきりと難点。

先週末、実家のTVで作家・城山三郎氏のドキュメンタリー番組を観て以来、「落日燃ゆ」が読みたくてたまらないのだが、近場の書店にはどこもなく。今日のモール内の紀伊国屋にもなかった。同じパターンで買う人が増えているのだろうか。またネット注文か?

そうそう、映画といえば、チャールズ・ブコウスキーの小説を原作とした自伝的作品「酔いどれ詩人になるまえに」(マット・ディロン主演)がようやく日本公開される。群馬だとやっぱり「シネマテークたかさき」さんかしら。まあ、ちゃんと呼んでくれることだろう。

それにしても、今日の前橋は久しぶりに涼しく感じられた。車のエアコンを点けないで済んだのも何時以来だろうか?

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2007.06.04

夜を連れて来い

仕事。先週の営業は思ったよりも体にキタみたいで、土日はグッタリだった。日曜になっても疲れが取れないもんで、今日は無理せずにほとんどデスクワークにしてみたら、体調もアガってきた感じ。よしよし。明日から戦線復帰だ。

そんな土日だったが、シネマテークたかさきさんで、THE POLICEのドキュメンタリー映画、"EVERYONE STARES / THE POLICE INSIDE OUT"を観てきた。何せ一週間だけの公開だっていうから、行かないわけにはいかなかったのだ。

ついに再結成し、現在ワールドツアー中のポリスだが、この映画は彼らの正規?の活動期間、'70年代後半~'80年代前半に、ドラムのスチュアート・コープランドが自ら回した8ミリのフィルムを編集したものだ。画像は荒く、生々しい。ライヴになると途端にテンポアップする彼らの演奏と相まって尚更、である。ギターのアンディ・サマーズがスチュアートに"too fast !"と叫んでいる。

やはり初期の映像が密度があり(メンバー含めて一桁の人数でのアメリカツアー、モーテルに転がり込むメンバー・・・)、彼らの人気が世界規模になるにつれ、その緊密さは薄れていき、ついにはラストアルバム、"SYNCHRONICITY"のツアーは飛ばされてしまっていた。最後はいきなり'84年の某授賞式に集まったところで呆気なく幕切れ、だった。

一番興味深かったのは、スタジオでスティングが出来たばかりの曲のコード進行をアンディに教えているシーン。スティングがギターを弾き、アンディがそれをなぞっていた。この頃のスティングはギターで作曲していたのか。アンディは、これを元に独特のアレンジを組み立てていったわけか。

映画「ポリス インサイド・アウト」 公式サイト

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2006.07.13

映画 "LAST DAYS" (7月9日分)

このブログの大元であるniftyの「ココログ」、先々週辺りから管理画面が激重で、ロクに更新が出来なかった。その癖スパムトラックバックは平気で張り付いたりして、削除するのにも一苦労だった。一昨日からniftyがようやく「重い腰を上げて」メンテナンスを行い、どうやらスピードは元に戻ったようだ。少しメモパッドに書き溜めていた分があるので、早速更新。

「シネマテークたかさき」にて昨日から公開が始まったこの作品、昨日は午後に数時間仕事をしたためパス。今日観てきた。

ご存知の方も多いと思うが、この作品はNIRVANAのカート・コベインの「誰も知らない」最後の2日間に着想を得た「フィクション」である。カートは俺にとって最愛のミュージシャンの一人。映画の完成を耳にした時は正直なところ「観たいけれど、観るのが怖い」という気持ちだった。それでも作品の完成度を期待できたのは、SONIC YOUTHのサーストン・ムーアが音楽監修を、キム・ゴードンに至っては出演までしていると知ったから。SONIC YOUTHといえば、カートが生前最も信頼していたバンドだったからである。

カメラは主人公ブレイクの行動をまさに淡々と追っていくだけだった。変わったところといえば時折、あるシーンを「ブレイクの側」と「ブレイクとすれ違った人の側」からそれぞれ描いていたことくらいか。全体を通じてとても静か。画面はほとんど今日のような曇天に包まれていたが、2回ほど晴れ間のシーンが出てきてそれが妙に眩しかった。部屋の中で一人ギターをかき鳴らしフィードバックさせ、ドラムで8ビートを刻むブレイクを窓の外からそっと覗きながら徐々に遠ざかっていくようなカメラワークも良かった。最後に彼が何を見ていたのか、それは観る人それぞれに委ねられている。やはりそういうことなのか。

意外だったのは、音楽ものの映画にしてはお客さんが多かったのと、高校生と思しきガキんちょ共の姿が結構見られたことである。今の高校生ってフツーにNIRVANAとか聴いてるんだー。でも考えてみれば、俺が10代の頃にBEATLESを聴き出したのと同じ感覚なんだよな。何も不思議なことではないのだ。それでも俺の近くにいた子達は、会話を立ち聞きした限り「親にチャリンコ持ってきてもらってー」とか、精神年齢は低そうだったけど。願わくば、彼らがNIRVANAの音楽と真剣に向き合ってもらえれば、と。

出掛けには、久しぶりにIN UTEROを聴いた。多分映画の雰囲気はこのアルバムに通じるものがあるだろうと思ったから。それは当っていた。帰ってからは、NEVERMINDを聴きながら風呂掃除をした。あれから12年。ようやく俺もNIRVANAの音楽と丁度良い距離感をもって接することができるようになってきたのかもしれない。

"LAST DAYS" 公式サイト

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2006.06.18

映画 「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬」

今日は(もう昨日か)家事中心の日になるだろうと予想はしていた。が、夕方に時間が出来そうだったので、ネットで映画の上映スケジュールを検索。ホントは「松子」か「初恋」の2回目といきたかったのだが、すでに群馬ではどちらもほぼレイトショーのみの扱い。よってちょっと久しぶりの「シネマテークたかさき」で公開初日だったこの作品を観ることにした。

監督・主演は缶コーヒーのCMの宇宙人役でお馴染み?のトミー・リー・ジョーンズ。テキサスの老カウボーイが、国境警備隊員に誤って銃殺されてしまった親友のメキシコ人カウボーイの遺志を叶えるべく、「とある」旅に出る。小さくはあるが、日本では絶対に作れない作品だった。脇役として米オルタナカントリー界の立役者であるドゥワイト・ヨーカムや、ザ・バンドのレヴォン・ヘルム(名演!)も光っていた。

なかなか渋谷界隈の単館系シアターまでは行けない故、「シネマテークたかさき」の存在は非常にありがたい。来月はいよいよカート・コベイン最期の日々をモデルにした「ラスト・デイズ」も公開してくれるし!今渋谷でやっているニューヨーク・ドールズのベーシスト、アーサー・ケインのドキュメント映画「ニューヨーク・ドール」もやってくれないかな・・・。期待。

行きがけ、愛車の室温計は30℃を軽く越えた。クーラーを久しぶりにオンしてみたが、上手く冷えず。ガスが減っているのだ。帰りにGSで給油と共にクーラーガスも入れてもらった。予想していたよりは安く済んだ。ガソリンは相変わらず高過ぎるけどね。

「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬」公式サイト

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2006.06.11

映画 「初恋」

つい先程、伊勢崎で観てきた。いやー、映画館混んでてビックリした。「松子」をもう一回観るか、昨日初日だったこっちを観るか迷っていたのだが、前者が「空席わずか」だったので。「松子」の2回目は、後日にしよう。

何とも切なかったなー。三億円事件の真相はこういうことだった、と俺も思うことにした。主演の宮崎あおい、眼がとても良かったな。いい女優さんだ。

さて、今日はこれからCOOL FOOLで「堕天使ライブVol. 2」。そろそろ弦でも替えますか。

映画「初恋」公式サイト

(前回、6月10日分の中で一部不適切な表現をしましたので、その部分を削除しました。大変失礼いたしました。)

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2006.05.29

嫌われ松子の一生(2)

終日雨。あてもなく車を出したものの、ふと立ち寄った郊外型書店で原作の文庫本を発見。上下巻だったが、半日で一気に読了。途中で放り出せなかった。こちらも読んで良かった。BGMは引き続きスマパンの「メロンコリー」。松子さん漬けの週末でした。

ちなみに、彼女を見習って?久しぶりに腕立て伏せとスクワットをほんのちょっとやったら、今、体が笑ってしまっている。ヤバイなー。

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2006.05.27

嫌われ松子の一生

公開初日、早速観てきた。「下妻物語」の中島監督の最新作ということで楽しみにしていたのだ。

もちろん内容をここに書くことはしないが、イイ作品でした。誰もが松子のような人生を送りたいとは決して思わないはずだが、誰もが自分の心の中に松子がいて欲しいと思うのではないだろうか。そんな気がしている。中谷美紀、良かったなあ。もう一度劇場で観たいと思うし、DVDが出たら買うつもり。自分の右後ろで観ていた母娘連れ(多分)は途中で出て行ってしまったようだったが。ストーリー的に、子供にはちょっとキツイかなあ。

原色を強調した画面を観ていたら、スマパンの「メロンコリーそして終りのない悲しみ」のジャケットを思い出した。ちょうどCDを持ち合わせていたので、帰りの車内ではフルヴォリュームでプレイ。自分の中ではこれが映画のサントラのようになってしまった。実際に劇中で使われたら、結構合うんじゃないかと思う。

"the impossible is possible tonight"

来週月曜夜には「下妻物語」もTVで放送されるようです。未見の方は、合わせて是非!

「嫌われ松子の一生」公式サイト

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2006.03.05

ボブ・ディラン "NO DIRECTION HOME"

実は珍しく合コンのお誘いもあった今日(もう昨日か)なのだが、前々からこの映画を観に行くと決めていた。「シネマテークたかさき」ではたったの1週間、しかも夜の回のみの公開、さらに作品はトータル3時間半の長丁場とくれば、ゆっくり観れるのは翌日を気にしなくても良い今日(もう昨日か、くどいな)しかなかったのだ。まぁ、合コンどころじゃないでしょ。くー(苦笑、察しておくれ)。

マーティン・スコセッシが監督のドキュメント、とくれば内容は保証されたようなもの。対象時期はディランの幼少期からデビュー~ソロステージ、所謂「フォークシンガー」時代~バンドを従えたエレクトリックセットに移行し大ブーイングを浴びる~バイク事故で活動停止、'66年いっぱいまで。さすがに3時間半をぶっ続けで観るのは疲れると察してくれてか、途中10分間の休憩が入った。この休憩の後の第2部というのがエレクトリックセットに移行する時期に絞って編集され、特に緊張感もバリバリであった。また、当時を振り返る現在のディランの姿がカッコ良くて。

登場するエピソード自体は俺も「話」としては知っているものが多かったけれど、その場に居合わせた人物達の口から語られると、当然ながらリアリティが違う。個人的にはアレン・ギンズバーグ、デイヴ・ヴァン・ロンク、スージー・ロトロ、マリア・マルダー、アル・クーパーのインタビューが観れたのが◎。ギンズバーグさん、ヴァン・ロンクさんはこの後亡くなってるんだよな。欲を言えば、(作品についてではなく、シアターさんへの要望だが)もう少し大きな音量で観たかった。"THIS FILM SHOULD BE PLAYED LOUD"ですよ。

演奏シーンで一番印象深いのは、'65年のニューポート・フォーク・フェスティバルでポール・バターフィールド・ブルース・バンドをバックに大ブーイングの中3曲を演奏しステージを降りてしまった後に、主催者に説得されてアコギを手にソロで歌った"IT'S ALL OVER NOW, BABY BLUE"。よくこの時のディランは「涙を浮かべていた」と言われているが、モノクロの映像の中の彼の両頬には確かに一筋ずつ、が映っていた。汗かもしれないけど・・・。ともあれ、「今、この歌にすがるしかない」という感情が溢れた、この上なく美しい歌とギターだった。

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2006.02.18

映画 "WALK THE LINE"、ジョニー・キャッシュ

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公開初日の今日、早速観てきた。レイ・チャールズの"RAY"が記憶に新しいので、あまり過剰な期待はしないようにしていた("RAY"も決して悪くはなかったけれど)のだが、思ったよりも良い仕上がりだった。素直に入り込めた気がする。勉強不足だったジューン・カーター・キャッシュのことも少し知ることができたし。

しかし、ミュージシャンの伝記映画というのは、やはり難しいなと思う。優れたミュージシャンは自分の作り出す音楽、ステージがドラマなわけだから。どうしたってドキュメンタリーには敵わないんじゃないか、と思ってしまう。実際、ジョニー・キャッシュのラストアルバム"AMERICAN Ⅳ"のボーナスDVDに収録されていた"HURT(ナイン・インチ・ネイルズのカヴァー)"のPVのような凄味はなかったし。来月、「シネマテークたかさき」にディランの"NO DIRECTION HOME"がやってくる(ヤッター)。それを観たら、また何か書けるかもしれない。

それにしても、伊勢崎の郊外型シアターにわざわざ公開初日にこの作品を観に来ていた方々は、ちょっと見ジョニー・キャッシュのことを知っているようには見えなかったが、一体何を期待してきたのだろう。「10年越しのラヴ・ストーリー」?まさかアカデミー賞有力候補という宣伝文句に釣られて?などと、お節介なことも思ってしまった。

写真は有名な刑務所ライヴでのステージ裏で撮られたというキャッシュの決めポーズ(某サイトから誠に勝手に掲載、スミマセン)。撮影はジム・マーシャルだということだが、それってあのアンプメーカーの?・・・アンプを開発する一方、ミュージシャンの写真を撮るのが趣味で、かなり貴重なショットを残されている、と聞いた事があるので。

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2005.11.13

エリザベスタウン

給料日を2日後に控えちょっと迷ったが(迷わなければならない懐状況が我ながら情けないが)、来週末は地元での定例ライヴもあることなので映画「エリザベスタウン」、早々に観てきた。

キャメロン・クロウ監督の作品なのである程度予想できる仕上がりだったが、重過ぎず、心に小さな灯を点してくれるような作品だった。もちろん内容詳細は書きません。オススメしますよ。

しかしまぁ、ミュージックフリークとして知られるクロウ監督、しかも今回は奥さんのナンシー・ウィルソン(ex. ハート)が音楽担当ということもあり、どれだけ美味しい(主にアメリカン)ポップ・ミュージックが使われるかと思っていたがこれ程とは。時折強引なくらいにいろんな曲が出てきた(笑)が、俺としてはツボを突かれまくりで微笑ましい限りだった。

クレアがフライトに向かう準備の中でCDポーチをたたむところではライアン・アダムスの隣にさりげなくハートの'70年代のアルバムのジャケットが忍ばせてあったり。主題歌、エルトン・ジョンの「父の銃」の良さはもちろん、フリートウッド・マックの「ビッグ・ラヴ」はリンゼイ・バッキンガムのギター弾き語りヴァージョン(この人のギターはスパニッシュが入ってて凄まじいんだ)。トム・ぺティは気づいた限り、3曲も流れた(うち1曲は来年発売予定のニューアルバムに収録されると言われている『スクエア・ワン』。『ワイルドフラワーズ』の寂寥感を持った曲で、新作に大いに期待!)。ドリューの従兄が臨時再結成させたバンドが演奏するレナード・スキナードの「フリー・バード」も良かったし、後半のロードムーヴィーシーンで出てきたU2の「プライド」も画面を引き締めていた。そしてドリューの母上がタップを踊るシーンで使われた「ムーン・リヴァー」をエンドロールではパティ・グリフィン(だと思う、クレジットを見間違ってなければ)が歌ったりと。挙げればキリがない。

帰りの車中では、先程のロードムーヴィーシーンでのクレアのナレーションで「ここには彼のお墓があるの」と出ながら曲は流れなかったジェフ・バックリィを。しかしまぁ(再)、俺ってどうしてこうアメリカン・ミュージックに囲まれていると故郷に帰ったような気持ちになるのだろう?日本人なのにね。

シアターに入場する際、ミネラルウォーターのボトルをむき出しで持っていたら「会場内でご購入でない飲食物は」と言われ、終わるまで預かってもらった。今度からカバンに入れて持ち込もうと思う(笑)。どこかで一線引かなければならないのは分かるが、会場内で買ったからといって観賞中にポップコーンをカサカサいわせて食べる客の方が問題だと思うけど。あと、エンドロールになったからといって気軽に席を立つな!少なくとも堂々と人の前を通って出口に向かうのはやめてほしい。

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2005.10.11

ベルリン、僕らの革命

天気も悪いまま、3連休も終わってしまったな。お陰様で俺はかなりゆっくりさせていただきました。土曜は↓の後、予定通り「シネマテークたかさき」に映画「ベルリン、僕らの革命」を観に行った。

・・・作品そのものは面白かった。しかし、ジェフの「ハレルヤ」のフィーチャーについては正直どうだったのだろうかと思っている。いや、大フィーチャーされていたのですよ。エンディング近くのハイライトシーンからエンドロールまで延々、フルコーラス流れたのだから。でも、逆に曲が映像を食ってしまったのではないか。また、無理にフルコーラス入れようとしたことで若干映像の進行と曲が噛み合わない箇所があったと思うし、エンドロールが巻き終わる前に曲が終わってしまい、ラスト数秒間は無音だったのも惜しい。それだけ制作者の曲への思い入れを感じることが出来たのは嬉しかったのだが。

まぁ、そもそも今回は俺がこの作品を観に行く動機自体が不純だったのがいけなかったかな、と駐車場まで歩きながら思った。車に乗り込み、カーステレオで改めて「ハレルヤ」を聴く。イントロのギターの一音で空気が変わる。曲、ジェフのヴォーカルが素晴しいのは当然だが、彼が施したアレンジ(アコギではなくテレキャスターのクリーントーン。さらにCキーのこの曲を5カポのGフォームを基調にフィンガーピッキングした。バック演奏はなく、弾き語り)やレコーディング(アンディ・ウォレス!)まで、全てが完璧である。十分過ぎるほど映像感覚溢れる名演だ。

・・・やはりこれだけの音源をバックに使うのは、ムズカシイんじゃないかなぁ。

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2005.09.24

映画

こないだの「ライトニング・イン・ア・ボトル」に続いて、今日は高崎の大きな映画館で「シンデレラマン」を。大恐慌時代のアメリカで民衆に希望を与えたボクサーの実話。勿論ストーリーをここに書くことはしないが、とてもいい作品だった。皆さんも、是非!

たまたまだけれど、ここのところちょっと映画づいている。来月のシネマテーク高崎では「ベルリン・僕らの革命」をやるというし!これは我が敬愛するジェフ・バックリィの「ハレルヤ」がテーマ曲のように使われているということで、「群馬に来ないかなー」と思っていた作品なのだ。マーキーのTさん、情報ありがとう!

そんなに映画のDVDを持ち合わせているわけではないが、「カッコーの巣の上で」「奇跡の海」「バーディー」は、みんな重い作品だが大好きだ。「真夜中のカウボーイ」や「イージーライダー」、「卒業」のようなアメリカンニューシネマもパワーがあって素晴しい。割と最近の作品だと「マン・オン・ザ・ムーン」。REM絡みでもあるが。一番最近に買ったのは「下妻物語」(笑)!いや、マジで勢いがあって楽しくて勇気づけられる作品だった。下妻までドライブしちゃいましたから。

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2005.09.19

LIGHTNING IN A BOTTLE

今日はシネマテーク高崎にて、楽しみにしていた映画"LIGHTNING IN A BOTTLE"を。この作品はブルース(いまだに迷うのだが、ブルースとブルーズ、どっちが正しいのだろう?とりあえず今回は『ス』で)ミュージック誕生100周年を記念してNYはラジオシティ・ミュージックホールで行われたコンサートのドキュメンタリー。ステージにはリヴィング・レジェンドを総ざらえした感のある出演者達(BBキング、バディ・ガイ、メイヴィス・ステイプルズ、ゲイトマウス・ブラウン、オデッタ、ルース・ブラウン、ソロモン・バーク、ヒューバート・サムリン、などなどなど!)に加えてナタリー・コールやネヴィル・ブラザーズ、ロバート・クレイ、ヴァーノン・リード、チャック・D、ケブ・モなどの脂の乗り切ったブラック・ミュージシャン、さらにブルースに敬意を表するジョン・フォガティ、ボニー・レイット、エアロスミスのスティーヴンとジョーといったホワイト・ミュージシャンまで。さらにバックバンドにはドラムにスティーヴ・ジョーダン(今回のバンマス)、レヴォン・ヘルム、キーボードにドクター・ジョン、グレッグ・オールマン、ギターにダニー・コーチマー!ね、観たくなってきたでしょ(笑)?マーティン・スコセッシ(『ラスト・ワルツ』!)が製作総指揮をしているだけあって、カット割りなども絶妙であった。アフリカの民謡からスタートしてカントリー・ブルース、ジャズ~エレクトリック・ブルース、ジミヘンまで、とブルースの歴史を辿る形でコンサートは進行していった。トリはBBキングが「スウィート・リトル・シックスティーン」、さらにボニー・レイットとロバート・クレイと共にゆったりとセッションして終了。

観ている間、何にやられたのかはよく分からないが涙が流れっぱなしだった。多分、1リットルくらいは(笑)。俺はこういう作品に接した時どうしてもミュージシャンとしての観方をしてしまうのだが、何というか「音楽をやっていて本当に良かった」と思えたのだ。自分はスタイルとしてブルースを選んだわけではないけれど、生の感情をぶつける曲、パフォーマンスを演るという点で共通しているのでは、とおこがましくも言わせてもらいたい。

この3連休、自分のライヴがあり、そこで東京からの友達のミュージシャンを紹介し、さらにこの映画で改めて音楽の素晴しさを感じることができた。これ以上何を求めろというのか?「間で曲の一つも書ければね・・・内なる神の声」。・・・そりゃそうだよね(笑)。でもさ、多くを求めすぎてはいけない、っていうじゃない(苦笑)。

<追記>ヒューバート・サムリンのステージでヴォーカルを取ったのはデヴィッド・ヨハンセンだった。そう、ニューヨーク・ドールズの。最初は「ボブ・シーガーがすっごく痩せたなぁ」と思ったのだが。彼の盟友、ジョニー・サンダースが亡くなる前のインタビューで「好きなギタリストはハウリン・ウルフんとこで弾いてたヒューバート・サムリン」と言っていたのを、ふと思い出した。

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