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2006.07.13

映画 "LAST DAYS" (7月9日分)

このブログの大元であるniftyの「ココログ」、先々週辺りから管理画面が激重で、ロクに更新が出来なかった。その癖スパムトラックバックは平気で張り付いたりして、削除するのにも一苦労だった。一昨日からniftyがようやく「重い腰を上げて」メンテナンスを行い、どうやらスピードは元に戻ったようだ。少しメモパッドに書き溜めていた分があるので、早速更新。

「シネマテークたかさき」にて昨日から公開が始まったこの作品、昨日は午後に数時間仕事をしたためパス。今日観てきた。

ご存知の方も多いと思うが、この作品はNIRVANAのカート・コベインの「誰も知らない」最後の2日間に着想を得た「フィクション」である。カートは俺にとって最愛のミュージシャンの一人。映画の完成を耳にした時は正直なところ「観たいけれど、観るのが怖い」という気持ちだった。それでも作品の完成度を期待できたのは、SONIC YOUTHのサーストン・ムーアが音楽監修を、キム・ゴードンに至っては出演までしていると知ったから。SONIC YOUTHといえば、カートが生前最も信頼していたバンドだったからである。

カメラは主人公ブレイクの行動をまさに淡々と追っていくだけだった。変わったところといえば時折、あるシーンを「ブレイクの側」と「ブレイクとすれ違った人の側」からそれぞれ描いていたことくらいか。全体を通じてとても静か。画面はほとんど今日のような曇天に包まれていたが、2回ほど晴れ間のシーンが出てきてそれが妙に眩しかった。部屋の中で一人ギターをかき鳴らしフィードバックさせ、ドラムで8ビートを刻むブレイクを窓の外からそっと覗きながら徐々に遠ざかっていくようなカメラワークも良かった。最後に彼が何を見ていたのか、それは観る人それぞれに委ねられている。やはりそういうことなのか。

意外だったのは、音楽ものの映画にしてはお客さんが多かったのと、高校生と思しきガキんちょ共の姿が結構見られたことである。今の高校生ってフツーにNIRVANAとか聴いてるんだー。でも考えてみれば、俺が10代の頃にBEATLESを聴き出したのと同じ感覚なんだよな。何も不思議なことではないのだ。それでも俺の近くにいた子達は、会話を立ち聞きした限り「親にチャリンコ持ってきてもらってー」とか、精神年齢は低そうだったけど。願わくば、彼らがNIRVANAの音楽と真剣に向き合ってもらえれば、と。

出掛けには、久しぶりにIN UTEROを聴いた。多分映画の雰囲気はこのアルバムに通じるものがあるだろうと思ったから。それは当っていた。帰ってからは、NEVERMINDを聴きながら風呂掃除をした。あれから12年。ようやく俺もNIRVANAの音楽と丁度良い距離感をもって接することができるようになってきたのかもしれない。

"LAST DAYS" 公式サイト

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コメント

おひさです。それにしてもこの暑さ・・・体調管理もままならないですね。

ガーン!知らなかったです。この映画のこと。
ここのところ 仕事に追われて情報に疎くなっていました。


そのうち行ってきます。といいながら当分忙しいのです・・・ぐすん。

投稿: エリンギ | 2006.07.14 14:32

エリンギさん
今月28日までやってますよ♪
時間は週によって変わりますが。

シネマテークたかさき
http://www5.gunmanet.ne.jp/tcc/

DVDもそろそろ出るとか、もう出たとかだそうです。

鰻食って乗り切りましょう!

投稿: LOTUS | 2006.07.14 20:53

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