2019.12.26

U2@さいたまスーパーアリーナ 2019.12.4

前回の来日公演を観たのは2006年12月4日。まさにちょうど13年振りにU2のステージを目撃した訳だ。この13年の間、僕の人生はそれまでの中で一番大きく変わった。北海道への転勤、結婚、埼玉への帰還、家の購入、父の死、母の介護(殆どプロ任せだけど)…。U2の音楽はその間も僕を鼓舞し、僕に問い掛け、時には落涙させてくれた(落涙というのは悪い意味ではない。浄化作用のことだ)。最早彼等の音楽と対峙することが、生きる目的の一つとなっていた。高3で初めてWith or without you、The Joshua Treeに触れてから32年。このアルバムをテーマにしたツアーでの来日公演ということで、否が応でも期待は膨らんだ。前回はスタンディングで押し潰されたので、今回は愛妻を連れて行くこともあり、スタンドの前方席を押さえた。さて……。


僕等は凄いものを目撃した。目撃したというよりは体験したと言うべきか。4人の男達は一人一人の観客がどんな想いを抱いてここにやって来ているのか、必死に理解しようとしていた。だからこそ、この場が当たり前のものでないことを充分に理解していた。4人の強靭な演奏、プラス5人目のメンバーとしての観客の反応。これらが見事に融合した、とてつもない2時間20分だった。

オープニングのSE、The WaterboysのThe whole of the moonが始まってからJoshua Treeパートの前半、Running to stand stillまでは、涙が溢れて止まらなかった。声の限りに何度も叫んだ。Joshua Treeパートが後半に入り、One tree hillまで来ると、今度は自分の観ているものが如何に凄いものかが冷静に理解出来、前で手を組み、頭を垂れて聴き入る他なかった。それもExitで吹っ飛ばされ、32年前から何も変わっていないこの世界を見せつけられ、すっかりKOされてしまった。アンコールパートは、もう祭典と言わずして何というのか!全25曲。完全に満足出来たコンサートだった。素晴らし過ぎて、完全に満たされて、もう一日観たいという気持ちにならないくらいだったんだよね(スケジュールや金銭的都合でもあったのだけど)。

個人的なベスト曲はUltra violet (Light my way)。元々一番好きな曲でもあるのだが、彼等の強靭な演奏は見事な、しなやかなダンスナンバーへと変化し、スクリーンには過去〜現在の女性活動家達(という言い方が適当なのか分からないが)の姿が(やはり日本人女性が多目にフィーチャーされていたかな)。僕は愛妻の肩に手を置いて、この曲の持つ意味に出来るだけ応えようと努めたつもりだ。

こんなに凄い空間が当たり前のものでないことは僕なりに理解していたつもりなのだが、U2のメンバー4人は「これが俺達のやるべきことだから」とでも言わんばかりに、当然のごとく作り上げていってくれた。そして「これが最後の来日公演になるかも」と臨んだ僕の意識は「またそう遠くないうちに実現するんじゃないか」、そう変わったのである。それだけ彼等の現役過ぎる現役感をひしひしと感じたのだ。重ねてありがとう、ボノ、ジ・エッジ、アダム、ラリー、そしてスタッフの皆さん!

ちなみに、妻はこれまで特にU2のファンという訳ではなく、車の中で僕がSongs of Experienceをかけると「またそれ〜?」という反応が返ってくるのが日常だったが、今回の公演ですっかりKOされたようだ。「ホント良かったわ〜」を何度も繰り返していた。彼女のiTunesに、今回のセットリスト通りにスタジオ音源を入れたプレイリストを作り、iPhoneに転送したところだ。僕が30年以上このバンドのファンで居続けている理由を分かってもらえたようだ。

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2019.04.28

My Instruments (4) : Gibson J-200 ('91)

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My Instruments、4本目は今年2月末に入手したGibson J-200(1991年製、サンバースト)です。'89年製のJ-200を2011年5月に入手して以来、すっかりJ-200の虜になってしまい、使い続けているうちに体がジャンボタイプに慣れてしまい、ドレッドノートタイプであるMartin D-35は弾きにくく感じるようになってしまいました。僕より体格の大きな人であればそんなことはないのかもしれませんが、弦を弾く右腕とボディの当たり具合が僕にとっては一番大事なポイントでして、ジャンボの丸みに慣れてしまうと、ドレッドノートの角張りはキツくなってしまうのです。また、ネックについてもギブソンとマーティンでは形状が違うことが、手の小さい僕には大きな案件となりました。

さらに、札幌在住時代にJ-200を雪道で壊して修理に出したことがきっかけとなり、もう1本メインとなるJ-200を探すべきか、と思うようになりました。出来れば'89年のナチュラルとは色を変え、サンバーストのJ-200を。もちろん、予算を考えたら'80~'90年代の中古です。実際に探し出したのは、埼玉に戻ってきて、今の住まいに落ち着いた2015年からでした。

最初に手に入れたのは某オークションで見つけた'93年製のサンバースト。中古の相場よりも安く収まったこと、写真で見る限り問題がない個体に見えたのが決め手でしたが、結果としてこの個体は僕には合いませんでした。弦高が高過ぎたことはサドルを削ったりナットの溝を調整したりで解消出来ましたが、最終的にネックの太さがどうしようもありませんでした(ギブソンはネックの個体差が激しいことを改めて思い知りました)。指板の木材が痩せてきているように見えたのも気になりましたし。それでも約3年間、なんとかしようと格闘したのですが、手放すことを決めました。アコースティックをオークションで入手するのは、やはりリスクが高いですね・・・。

そこでオークションは諦め、店頭在庫をまとめたサイトを毎日確認しているうちに出てきたのが、このギターでした。次の週末に弾きに行くと決めてから、HOLDがかからないかドキドキしながらの1週間の長かったこと!お店で手に取った時の「一発で決まった感じ」は格別でした。ネックは'89年のナチュラルに近いので握る左手へのストレスがなく、指板もよく手入れされていました。音やヴォリュームの煌びやかさも素晴らしく、お店で弾き語りを始めてしまいそうになりましたから。

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ペグは少々ガタがあったため、入手時に交換していただきました。グローバー製のクル―ソンタイプです。所謂グローバータイプにしようか迷ったのですが、ヘッド落ちを考慮して今回はこのタイプにしました。ナットは前オーナーが交換した牛骨製が良い感じなので、そのままです。ヒールにストラップピンを打ち、弦止めピンは手元にあったTUSQに交換。ピックアップは前オーナーがインストールしていたフィッシュマン・マトリクスをそのままにしてあります(僕の定番であるハイランダ―IP-1と同じアクティヴでヴォリューム、トーンコントロールのないタイプです)。アンプに繋いで音出しする限り、ハイランダ―よりほんの少し音量が低いと感じるくらい。通常の使用で何ら問題はないでしょう。エンドピンジャックの「くびれ」が小さいので付けられるストラップが限られること、ストラップの取り付け穴をポンチで拡張しなければならないことは、とりあえず仕方がないと思っています。ただし、電池ボックスだけはボディ内部にマジックテープで留めるようになっていたので、ネックブロックにネジ止めするように交換していただきました。

まだライヴデビューはさせていないので、おそらく次回のステージはこのギターで行なうことになるでしょう。2本のJ-200のどちらかをメインとするのではなく、'89年製をNo.1、このギターをNo.2と呼んで同等に使っていこうと思っています(生音は双方、音量・音色共に良く似ているので!)。

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2019.04.20

My Instruments (3) : Van Zandt PRECISION BASS

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My Instruments、3本目はヴァンザントのプレシジョン・ベースです。これまでギターとドラムを我流で演奏してきた中で、ずっとベースを弾いてみたいとは思っていたものの、なかなか始めるきっかけがありませんでした。ところがピアノ経験のある嫁さんがエレクトーンを購入することになり、エレクトーンとセッションをするなら(ギターはちょっと違う気がしたし、ドラムはさすがに自宅で叩けないし)ベースが最適なのでは?となったわけです。結果的にそれは正解でした。

2015年の秋、最初に入手したのは、単純にアンディ・フレイザー(フリー)に憧れてギブソンのSGベース(名器EB-3の現代版)でした。ショートスケール、とても軽くてギターからの持ち替えは楽だったのですが、アンディが弾くEB-3のイメージとは違い、ちょっと音が上品過ぎて、「やっぱりロングスケールか」とワーウィックのストリーマーCV(パッシヴでワーウィック版ジャズ・ベースの趣き)にスイッチ。これもとても弾き易く、ロングスケールだけに音量も稼げたのですが、フェンダーのアメリカン・プレシジョン・ベースの中古をオークションで取り寄せてみたら音の太さにハマってしまい、完全にプレべのとりこになってしまいました。

「にわかベーシスト」ではあっても、自分が出したい音ははっきりしていて、クリンムゾン時代のジョン・ウェットンだったり、クイーンのジョン・ディーコンだったり、ハンブル・パイのグレッグ・リドリーだったり、U2のアダム・クレイトンの「アクトン・ベイビー」での音だったり、兎に角中域~低域の豊かな図太い音が欲しかったのです。ストリーマーCVでも結局フロント・ピックアップしか使っていなかったものですから、「これならプレべで良いのでは?ジャズべ・タイプに比べてノイズも少ないと言うし・・・」となってのことです。

しかし、前述のアメリカン・プレべはネックが弱い個体で、好みの弦高を保ちながら音詰まりをなくすのに調整が絶えませんでした。そこで思い当たったのがテレキャスターでもお世話になっているヴァンザントのプレべ。ネットの記事を読む限り評判も上々。納得出来る価格の中古が出てくるまでひたすら待って入手したのが、このブラック・フィニッシュです。

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マッチング・ヘッドはショップのオーダー品だそうです。ボディはアルダー、ネックはメイプルという王道のスペックにヴァンザントならではの極薄ラッカー塗装。特徴的なのはナット幅が40.5mmとプレべにしては細めに仕上げてあることです。とても弾き易いのです。それでもネックによほど目の詰まった良い木材を使用しているからでしょう(握っただけで分かります)、ちょっとヘッド落ちしがちなのが玉に傷です(ネックが弱いことに比べたら何でもありませんが)。

9年間弾いてきたテレキャスター同様、弦高、オクターブは初めから完璧にセットアップしてありますので、僕がいじる必要はありません。軽く弾いただけでこのトーン!最初にアンプから音出しした時はビックリしました。唯一気にかかっていた交換用の弦も(ヴァンザントが指定しているEVERLYはとても高いのです)、ダダリオの一番スタンダードなタイプでビリ付きも出ず大丈夫でした。

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普段本業の?アコースティック・ギターの次に自宅で手にすることが多いのがベースです(エレクトリック・ギターはほとんど手に取りません)。「にわか」ではありますが、弾いているととても落ち着くんですよね。まだこのヴァンザントは人前で弾いたことがありません。そのうちライヴでのセッションなどでお披露目出来る日を夢見ています。

 

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2019.04.07

My Instruments (2) : Van Zandt TELECASTER

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僕の使用楽器のご紹介、続いてはヴァンザントのテレキャスター。現在所有している唯一のエレクトリックギターです。アコースティックソロになって今年で20年目を迎えましたが、それ以前はバンドで活動、ヴォーカル兼ギターを担当していました。学生時代に最初に手にしたギターもアコギではなくエレキだったのです、実は。

学生時代はアルバイト代を貯めながら国産のコピーモデル、フェンダージャパンやオービルbyギブソンを買って、テレキャスター、ストラトキャスター、レスポール、とモデル毎の音の基本的な違いを覚えたものです。就職してから自分のオリジナルを演奏するバンドを組むと、20代のボーナスはほとんど全てギターに注ぎ込んで輸入モデルを買うようになりました。ギブソン・レスポールJr、フェンダーUSAのストラトキャスターと来て、'90年製のギブソン・レスポールカスタムのブラックフィニッシュを買った時、「これが俺のギターだ!」とビビッと来まして、以降レスポールがメインギターとなり、最終的には'73年製のレスポールカスタムのブラックフィニッシュと'81年製(多分)のレスポールエリート80(昔のレスポールをリイシューした初期のモデル)の2本に落ち着きました。

この2本のレスポールは今思い出しても本当に素晴らしい個体でした。'73年のカスタムは暴れん坊でハイパワー、そのくせネックが異常に細くてボディは軽かったです。反面エリート80はサンバーストでトップのトラ目が美しく、ネックは太めでボディも重かったのですが、低音の滑らかさは本当に美しかった。同じレスポールでも対照的なキャラクターを持った2本だったのです。しかし1999年後半、バンドLOTUSの解散~アコースティックソロとしてLOTUSを名乗って活動を開始した頃に、これらのギターはアンプもろとも売却してしまいました。アコギ購入の資金作りが一番大きな理由でしたが、バンド時代の思い出を払拭したいという意図もあったのでしょうね。

そうして約10年。途中でエレキの弾き語りもしたくなってフェンダージャパンのテレキャスターを買い、ピックアップを替えて使ったりしていましたが満足出来ず、2010年の6月に一生もののエレキとして新品を前橋の某店でローンを組んで購入したのがヴァンザントのテレキャスターです。

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当初はフェンダーカスタムショップのテレの中古を狙っていたのですが、ネットで狙っていたブツを都内に弾きに行くと前日に売れたばかりとのこと・・・そこでもうフェンダーの名前は捨てて、他メーカーを探していくうちに出会ったのがヴァンザント。もともとスティーヴィー・レイ・ヴォーンが使用していたピックアップのメーカーとして名前は知っていましたが、そのピックアップを積むためのギターを販売していることは知りませんでした。取り扱いのある楽器店も限られているのですが、いざ試奏してみると楽器としての出来の良さに惚れ惚れしました。ギター本体は日本の工房、PGM社で制作されているのだそうです。

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ボディのフィニッシュは極薄のラッカー。ナットはオイル漬けの牛骨。「新品のギターでどれだけヴィンテージギターの音に近づけられるか」をコンセプトに作られたそうです。この個体はローズウッド指板なのにボディはライトアッシュという特異な仕様(とにかく軽いです。3.3kg!)+スパークリングが入った深緑というボディカラーもお気に入りです。カラッと抜けの良い素晴らしい音がします。弾き語りで使うにしても、ピックアップをミドルポジション+クリーントーンにして5カポでGのアルペジオを鳴らすとまさにJEFF BUCKLEYの「ハレルヤ」の世界です。アンプを調節しなくても自然なリヴァーブが出るんです。

ピックアップの高さ、ブリッジ駒の高さ・位置などは出荷時に完璧にセットアップされていますので、自分で勝手に調整しようとすると鳴らなくなってしまうのも恐るべしヴァンザント!弦もエヴァリー社の010~046でセットアップされているので、試しにこれまで使い慣れたアーニーボールの010~046を張ってみたらビリ付きが酷くて使いものにならなくなり、元に戻したことがありました。よって自分で手を加えているのは、ピックアップセレクターのノブをストラト用の小さなタイプに交換しただけです。

このギター、実際に人前で使用したのは今のところ札幌での数回のバンドセッション、群馬・渋川でのアクセラレイタ―ズさんとのセッションくらいですが、いずれもバンドサウンドに埋もれることなくしっかり音が前に出てきました。これからも機会を見つけて弾き込んでいこうと思っています。

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My Instruments (1) : Gibson J-200 ('89)

ここ3年余りの間にメインアコースティックとエレキを除くギター、ベースを総入れ替えしました。ようやく落ち着きましたので、僕の所有する楽器の紹介をあらためて書きたいと思います。以前書いたギターについても加筆し、新しい写真とともにお送りします。

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まずはすっかり僕のトレードマークになった、ギブソンJ-200(1989年製、ナチュラル)。2011年の5月に購入して8年近くが経ちましたが、入手以来ほとんどのライヴで弾いているメインアコースティックギターです。

1999年秋にアコースティックソロとして活動を始めた当初はギブソンのJ-45(多分1996年製)を弾いていたのですが、ほどなくしてマーティン党になり、D-35(1988年製)をメインギターとして約10年間ライヴしてきました。何本かアコースティックを弾いていくうちに自分の歌声に合うギターは「音量が大きく、ある程度煌びやかな音が出せる」機種だと分かり、当時はそれがD-35だったのです。

D-35で活動を続けながらもJ-200のことはずっと気になっていました。憧れのピート・タウンゼントのメインアコースティックですからね。でもたまにお店で新品を弾かせてもらうと、「とにかくボディがデカくて抱え切れない。その割にガツンと鳴らないな」と思うばかりでした。今思えば新品だったことが原因だったのかもしれません。J-200のボディ材=メイプルは鳴ってくるのに時間がかかると言いますし。

そんなある日、群馬・前橋のとあるお店で新品のJ-200を弾かせてもらうと、毎度の通り鳴りはしないものの、すんなりと抱えることが出来たのです。何かポイントを掴んだのかもしれません。そこで「これはイケるかも。近年ものの中古を探して弾き比べよう」と思い立ちました。'50年代のものは高過ぎるし、'60年代のものは高い上にサドルがチューンOマチック、'70年代のものはブリッジの形が違っていて好みではないからです。

そうして都内のギターショップで比較的安価な'80年代~'90年代の中古品を数本弾いていくうちに渋谷の某店で出会ったのがこのJ-200でした。音量も良く出るし、指でアルペジオを弾いた時の音の伸びも良い。即決で1年間のローンを組んで購入しました。

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ペグは前のオーナーがシャーラーに交換していました。実用的な改造を施していることから見ても、ライヴ等でしっかり鳴らされてきたのでしょう。メーカーオリジナルのナットは1弦の溝が少し外側に切られており、ローのGを押さえると弦が指板から外れてしまうので、購入時に牛骨に交換していただきました。

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ヒール部にストラップピンを打ち、ピエゾピックアップのハイランダ―IP-1を装着するのは僕の定番のセットアップです。さらに弦止めピンが大分傷んでいたので、牛骨のものを取り寄せて交換しました。こうしてライヴデビューを果たし、すっかりD-35からメインギターの座を奪取したこのギターですが、2年間の北海道生活の間に受難に遭うことになってしまいます(いずれも僕のミスですが)。

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まずは札幌のとあるお店でのライヴ中、ある曲の後半でピックを落とし、そのまま指でストロークしたのですが、指の皮が破けて流血、ボディの表面と内部に飛び散ってしまいました。表面の血は数回拭きとるうちに消えましたが、内部には滲み込んでしまい、そのままです。

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そしてその半年後、大雪の中駐車場からライヴ会場に向かう僕は、このギターをギグバッグに入れて背負った状態で歩く途中足を滑らせ、仰向けに倒れました。ギターは僕の下敷きになり、トップ、バック共に割れて側板もたわんだ状態に・・・(その日のライヴはこの状態でアルペジオの曲だけ演奏して乗り切りました)。僕が頭を打つのを救ってくれた代わりに大怪我をしてしまったのです。しかし工房に預けること8カ月。当初は「もうダメかも」と言われていたのに、見事な復活を遂げました!本当に綺麗に直していただいたのですが、光線の具合でボディの傷がうっすらと透けて見えます(雪道ではハードケースを使わなければならない、と学びました)。以来、再びメインギターの座に返り咲いて現在に至ります。修理から戻った当初は鳴りが大人しくなったように感じましたが、今ではそれも感じることなくとても元気です。

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そしてここ3年の間にもう1本、メインとして使えるJ-200をずっと探してきて、ようやく先日入手することが出来ました('91年製のサンバースト)。そこで、今ではこの'89年製をNo.1、'91年製をNo.2と呼んでいます。これからも素晴らしき相棒として、一緒に活動を続けて行くことでしょう。何といっても僕の恩人でもあるこのギターです。ありがとう、ギブソンJ-200!!!

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2018.06.30

6月24日、埼玉・本庄でのライヴ(The AcceleratorS presents "British Beat! A Go-Go! vol.2")終了!動画あり!

(6月24日、本庄クエストブルースにて)

①青いバス②何にもなかったフリをして③The Little Things That Give You Away(U2カヴァー)④Still Alive⑤日暮し⑥Don't Look Back In Anger(Oasisカヴァー)

ご来場の皆様、出演者の皆様、スタッフの皆様、招いてくださったアクセラレイターズのメンバーの皆様、本当にありがとうございました!

ほぼ1年ぶりのライヴ、念入りに準備して臨んだつもりですが、風邪が完治せず、声が荒かったです。失礼しました。

それでも割と出来の良かった3曲を、今回初めてYouTubeにアップしましたので、観てやってください。嫁さんにiPhoneで撮ってもらいました。技術の進歩ってホント、凄いですね。

「青いバス」
https://www.youtube.com/watch?v=2Sn3mRlDMis&t=22s

"Still Alive"
https://www.youtube.com/watch?v=Jymw8dQKa6M&t=26s

"The Little Things That Give You Away(U2カヴァー)"
https://www.youtube.com/watch?v=cyyScrvE06U&t=33s

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2018.06.09

6月24日、埼玉・本庄でのライヴ決定!

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久しぶりのライヴです!

"British Beat A Go-Go! vol.2"
いにしえのイギリスの音楽に影響を受けた演者達が集まるライヴです。

6月24日(日)本庄 クエストブルース
16:30オープン  17:00スタート
500円+ご飲食代
当日は全5組出演、私LOTUSは4番目。18:40より演奏予定です。全組の演奏終了は20:00を予定しています。

https://www.facebook.com/events/972899252876214/

アクセラレイターズさんにお誘いいただき、vol.1に引き続き出演させていただくこととなりました。ありがとうございます!

お店は本庄の駅から離れていますので、電車でお越しの際にはタクシーをお使いいただくほかないようです。お車でお越しの際には、お店前の駐車場(10台ほど)もしくは、お店の北側に大型店舗がありますので、そちらの駐車場をご使用ください。

風邪が完治せず、まともに歌えない状況が続いていたのですが、ようやくライヴに向けて練習(というか、歌い込み)を始めることが出来ました。ここ数年で一番思い入れの深い曲のカヴァーも披露する予定です。ギターのアレンジを色々考えていたのですが、一番シンプルなものが良さそうです。何て言ったって弾き語りですから…。

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2018.05.19

TOTO "TURN BACK"

GWに風邪をひいてからというもの、治りかけとぶり返しを繰り返しています。どうやら収束に向かっていますが、いまだ咳が出るのが困ったものです。昨日のオフィスでの仕事には電車を避け、社用車で向かったのですが、オフィスに入った途端咳が止まらなくなってしまいました。乾燥しているのでしょうね。
 
今日は家で体を休ませています。ここ数日何故かリピートしている初期のTOTOがお供です。17歳の時に初めて買った彼らのLPは、当時の最新作だったFahrenheitでした。以降遡って1stからの全作をアナログですぐに揃えたものです。翌年に新作のThe Seventh Oneが出て、そのワールドツアーを武道館で観ることが出来ました。ジェフ・ポーカロのドラムがとにかく凄くて!1階スタンドからでもその熱演はよく分かりましたし、今でも脳裏に焼きついています。
 
彼らの中でも最もシンプルなロックに徹したと言える3rdアルバム、Turn Back。国内盤のDSDリマスターCDと英Rock Candyの24bitリマスターCDとを所有していますが、明らかに前者に軍配が上がります。昔聴いていたアナログの音、音圧が見事に再現されていると思います。
 
それにしても、昔から思うのですが、このアルバムのドラム、どうしてここまで中域と低域を押し出しているのでしょうか。過剰なんです。ドスドスと大砲のような音なんですよね。今ではすっかり慣れましたけど、初めて聴いた時にはホントに驚かされました。ジェフの肝入りでこうなったのでしょうか。色々なサイトを見て回りましたが、このドラムの音の秘密に触れたものはありませんでした。ご存知の方、こっそり教えてくださいな。
 
高校時代に所有していたLPは国内盤だったのですが、解説に「(タイトル曲の)Turn BackはLED ZEPPELINを彷彿とさせる」というような記述があり、特にこの曲がお気に入りだった僕はすぐにツェッペリンの1stアルバムを買いに走り、それが以降のクラシックロック探訪の旅の始まりとなったのでした。今思うと、あの解説者が書いていたツェッペリンとは後期、カシミール辺りを指していたのでしょう。ZEPPの1stはTurn Backの印象とは全く違うものでしたが、別の意味で凄くて!初聴はスピーカーの前で正座したままを余儀なくされました。音楽を聴いて金縛りにあったような経験なんて、あの時くらいのものかもしれません。
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2018.02.10

REO SPEEDWAGON "R.E.O./T.W.O."

1月28日に父の納骨を済ませました。直後にTVで「お墓探しも大変な昨今」といった特集を見る機会があり、「先に買っておいてもらって良かった」とホッとするやら苦笑いするやら、でした。何だか生きにくい世の中になってきているようです。

さて、12月の初旬にU2の新譜がドロップされて以来、2ヵ月以上ほとんどそれしか聴いていないほどのめり込んでいるのですが、ここに来て久しぶりに、何故かREO(念のため、アールイーオー、とアルファベット読みです)SPEEDWAGONの2ndアルバムを間に挟むことが多くなりました。U2とは直接何の関係もないのですが。

1972年リリース、タイトルは"R.E.O./T.W.O."で何の工夫もありません(笑)。当時の彼らは現在のREOではなく、R.E.O.と名乗っており、そこに合わせて2ndなのでT.W.O.と点を打ったのではないでしょうか。このアルバムからヴォーカル兼リズムギターとして現在でもバンドの看板であるケヴィン・クローニンが参加、リードギタリストのゲイリー・リチラースと作曲を分け合い、Music Man、Like You Do、Golden Countryという名曲が収録されることとなりました。これだけで彼らの初期を代表する傑作と言えるのですが、一般的に彼らの最高作が1980年リリースの"HI INFIDELITY"とされている(これには僕も異論はありません)のに対して、個人的には「このセカンドこそが最高作なのかも」と思うようになりました。

ケヴィンのヴォーカルには後年のような「伸び」や「透き通ったハイトーン」「力強さ」はまだありませんが(それまでシンガーソングライターとしてフォークシーンで活動してきた人ですから、初めてロックバンドで歌うことに相当の苦労があったことでしょう)、その分、不器用なシャウトが微笑ましく感じられます。代わりにゲイリーのリードギターとニール・ドーティのハモンドオルガンがバンドのインタープレイをグイグイと引っ張ります。きっと当時のライヴステージをそのままレコード化しようとしたのでしょう。重心が低く手数の多いグレッグ・フィルビン(1977年に脱退)のベース、合わせてアラン・グラッツァー(1989年に脱退)のドラムも後年の作品にはない手数の多さで興奮させられます。

今思うと、ステレオの1サイドにアコースティックギターのリズム、もう1サイドにエレクトリックギターのディスト―ションサウンドのリズムを入れるというアイディアは、ひょっとしたらこのアルバムが最初なのではないでしょうか。少なくともアメリカン・ハードロックの原型がここにあるのだと思います。ナッシュビルでレコーディングされたせいか、彼らの他の作品にはない土臭さが感じられるのも良いです。当時は全く売れず、一介のアメリカ中西部のバンドとしてしか見られていなかったスピードワゴン。この後地道なツアーとレコーディング活動を続け(ケヴィンは73年に一度脱退、76年に復帰します)、9年後"HI INFIDELITY"で遂に天下を取るのですが、そこでのサウンド・曲作りは彼らなりにソフィスティケイトされたものであり(批判しているのではありません)、このセカンドのような持ち味は薄れていると言わざるを得ません。

曲作りにもリズムギターにも長けたヴォーカリストが加入し、バンドの士気がさらに高まった初期衝動が叩き込まれた、と言えるのかもしれません。僕にとっては何とも愛おしい作品なのです。2011年に日本だけで発売された紙ジャケDSDリマスターCDの中身を1990年頃に出た米盤CDのプラケースに入れて、いつでもすぐに聴けるようにしています。リマスター効果は素晴らしいです。Golden Countryを聴くと(泥沼化していたベトナム戦争へのアンチテーゼとして書かれたそうです)、当時と何も変わっていない今の世界を感じてしまいます。RIP、ゲイリー(1989年脱退、2015年没)。

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2018.01.03

喪中ですが 2018

父の喪中ではありますが、明けましておめでとうございます。

年末は夫婦で自宅の大掃除を念入りに行いました。大晦日は実家で母の買い物を手伝い、元旦には母を自宅に招いて昼食。母を実家に送った後、来月に父の納骨を予定している墓地に寄りました。

お墓は既に数年前、父と母が建てていたのですが、実際に僕が見るのは初めてです。墓石には(最近よくあるパターンのようですが)家名はなく、「憶」の一文字だけが刻まれていました。おそらく父のセンスによるものでしょう。ナイスだな、と思いました。

写真は久しぶりに引っ張り出してプレシジョン・ベースに付けているYing Yang模様のストラップです。陰陽(インヤン)を初めて知ったのは学生時代、僕の音楽性に最も影響を与えたジャパニーズ・ロックバンド、GLASSのトレードマークとしてでした。以来、物事を決して一元的にではなく、ただ二面性を見るだけではなく、混沌があることも見据えて捉えていくことが、特に創作活動には必要な要素なのだと思い続けています。インヤン模様は僕の原点なのです。

今年が心穏やかな年でありますように。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。




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